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公開日:2019年3月9日

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日常点検してないよね

 

皆さん日常点検はしてますでしょうか?

まずやってる人は少ないですよね、なにそれっていう人もいるでしょう。

 

法律で、ライダーが自分の乗るバイクの整備状態に責任を持つことになってて、

適正な時期にライダー自身が日常点検を行うことになってます。

 

分かりやすいのは、整備不良車に乗ってると切符を切られるということです。

日常点検してれば判るでしょ、ということですね。

 

よくあるのが、テールランプやヘッドライトが点灯してない、スピードメーターが動いてない、

タイヤが摩耗しきってツルツルな状態、というので切符切られたといって修理に来られてます。

 

正直、切符を切るのは厳しいなと思うものもありますが、

事故や転倒になる前に、知らされて良かったんじゃないですか、というぐらいのものもあります。

そのときは事故を未然に防ぐという意味で、これも有効だなと思わされます。

秒殺チェックで自分を守る

 

私からすれば当たり前に、自分で乗るバイクをチェックするわけですが、

逆に自分で何も観ないで乗るのは怖いぐらいです。

とっさに乗らなくてはいけない時でも、バイクを信じ切って乗ることは無いです。

その乗る瞬間で、観たり、押したり、動かしたり、で瞬時にチェックをしてるのです。

 

すぐに走り出さないといけないとしたら、

先ずは、バイクに近づく所から観察が始まってます。

タイヤのミゾやゴムの劣化具合、接地してるところの変形でエア圧具合、

フロントフォークやエンジンなどから液体が漏れたりしてないか。

レバーやペダルなどの曲がり具合、車体全体の車高感。

何か怪しそうな所は、軽く蹴飛ばしてみたりもします。

 

観た感じ良ければ、ハンドルを持ってスタンドを外し、重量感や重心感。

チョット押して動かしすぐにブレーキして、その時の重さやフロントブレーキのタッチ。

フォークの作動具合、ステアリングステムのガタ、ホイールベアリングのガタ具合。

それから、またがった時のリヤサスの動き具合のチェックです。

 

そしてエンジン始動、かかり具合や排気ガスの具合を観察。

空ぶかししながら、スロットルの重さ、エンジンの具合。

同時にクラッチを握っての重さ、リヤブレーキを踏んでのタッチ。

ステアリングを左右に動かしての具合。

 

それで大丈夫そうだと思ってからスタートです。

フロントブレーキは掛けたまま、クラッチを握って、ゆっくりと1速に入れます。

マシンが飛び出すかもしれないという体制で入れます、同時にミッションの操作具合もみてます。

 

次にクラッチミートも慎重につなぎます、飛び出さないようにゆっくりです。

これでクラッチもつながり具合がチェックできます。

その後はゆっくりな走行状態で操縦性などのチェックに入っていきますが、まずはここまでです。

 

恐怖心とチェックする意識から始まる

 

端から見ると、バイクに近寄ってエンジン始動して、走り出したということでしかないでしょう。

それぐらい、時間が掛かって無くても、チェックしてからスタートしてます。

 

それは恐怖心があるからやってしまうのです。

恐怖心を持ったまま走り出すことが出来ないので、すぐ走り出さないといけないような瞬間でも、

チェックの連続に、集中してるのです。

 

これを怠って、走行中に事故になったとしても、

自分の責任以外のどこにも無いわけです、事故る前に気づきなさいということです。

 

皆さんに恐怖心を植え付けるのは、よろしくないでしょうから、

まずはチェックする意識から持って頂いて、バイクを信じ切らず、裏切られることもあるので、

バイクのご機嫌を伺ってから、スタートする。

 

そんな感じでも、バイクの状態が判るように成ってきて、良いバイクに変わってくると思います。

バイクの状態を知ること、そして各所具合のチェックを意識することです。

 

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